はじめに
会社員とは、1日8時間労働が一般的ですね。
寝ている時間をのぞくと、人生の大半を仕事に費やして生きていきます。
そう考えると、仕事とは さぞかし大層な存在なのだろうと考えてしまいがちですが、果たして本当にそうでしょうか。僕はその考え方自体が間違っていると思っています。
今回は、そんな「仕事について」をブログつづりました。
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やりがい搾取って何?
日曜日の夕方は憂鬱ですよね。
「サザエさん症候群」になりながらも頑張ってる方も沢山いると思います。
嫌いな事なのに無理して「やりがい」探してませんか?
残念ながら、探しものは見つからないと思います。
僕も、仕事はお金を貰っているので真面目にやっています。でも「やりがい」だけは探したりしません。
「やりがい」ってヤツは本当にクセモノですね。
まぁ、僕なんかの言葉では説得力に欠けますので、ここからはWiki様が説明します。
やりがい搾取(やりがいさくしゅ)とは、経営者が支払うべき賃金や手当の代わりに、労働者に「やりがい」を強く意識させることにより、本来支払うべき賃金(および割増賃金)の支払いを免れる行為をいう。
こんな言葉があったんですね。
僕だけが気づいちゃったのかなと勘違いしていました。
世間にはもう既に認知されていたという、なんとも切ない結果に。
でも、これだと経営者が悪い感じですけど、労働者側が勝手に、やりがいを探しはじめだして自爆していることもあるので気をつけたいですね。
それに、この時世柄、経営者がリスクを背負っていることは、労働者の僕でさえ、ニュースを見てて痛感していますから。
モチベーションという言葉
空高く飛んでいる鳥を見て「あの鳥、モチベーション高いなぁ」って思いますか?
芝生で走り回っている犬を見て「あの犬、モチベーション高いなぁ」って思いますか?
モチベーションという言葉は、間違いなく仕事から生まれましたね。もっと言うと、会社という組織から生まれました。
「君が上がっているのはモチベーションじゃなくてテンションだ」と言っている人がいました。長期的なのはモチベーション、一時的なのはテンション、とでも言いたかったのでしょうね。
でも、いつだって鳥は空高く飛ぶし、犬も走っています。
彼らはモチベーションなんか無くたって長期的です。僕の解釈はこうです。
理性的なのは「モチベーション」
野生的なのは「テンション」
僕は野生的なのが好きです。理性でコントロールできる程度のヤル気なんて、鼻クソです。
仕事脳はクソつまらない
仕事での習慣とかマインドを、家庭やプライベートに持ち込むのは良くないです。
例えば、お金稼ぐ仕事ってのは、どんな職業でも「生産性が高い」とか「費用対効果が悪い」とかって話をします。こうした損得に固着した考えってのも仕事特有なんですよね。
この前、サランラップの端が分からなくなって「どこにあるんだよ!」って爪でカリカリ格闘 しました。よりによって出勤前の朝に。それで15分ぐらい経った時に思ってしまったんです。
「いや待てよ。もし俺の人件費が1時間で激安の1000円と仮定しても、ここでサランラップと 分格闘してしまったら、250円の損失だ。サランラップは最安値で200円。ならば 俺はここで使い途中のサランラップを潔く捨てて、今すぐに出社し、効率の良い仕事して 分 早く帰宅すれば、より生産性が高いと言えるのだろう。いいや違うな、使い途中のサランラッ プの原価の損失を忘れていた。半分ほど残っていたアイツは減価償却を含めて100円に値する。正しくは350円の損失だ。ならば俺は23分までは格闘する価値があるという計算だ」
どうですか? この思考。
損とか得とかの前に、こんな考え方、クソつまらないですよね。
おわりに
「人生の半分近くは仕事しているのだから…」と話す人も多いのですね。
しかし、どこからが仕事で、どこからが自分の時間なのかなんて明確な区切りはありませんよね。
他人の指示で動いているといっても、それを選択しているのは自分なのですから、すべて「自分の人生の時間」という一区切りに収まってしまいます。
そうした意味を込めて、自分勝手に「仕事」という区切りの概念をもって仕事していること自体にナンセンスを感じます。
だから「仕事ごときに」と言いたくもなりますね。